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ランディ・ジョンソン氏から学ぶ

おはようございます。
6月8日(金)、今はまだ雨は降ってない…
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梅雨の台風がどう影響するか。
毎年のように雨…水の災害がある。
最小限で過ぎてくれることを祈るばかりです。

さて、昨夜は見逃していた番組を見ました。
メジャーリーグで303勝、40歳でパーフェクトゲームを達成したランディ・ジョンソン氏が日本の中学生投手を10人指導するという番組。

ランディ氏はデビュー後5年、四球数が桁違いに多かった。
ノーラン・ライアン氏に助言を求めたら「踵で着地するからフォームが崩れるんだ。踏み出すときに母趾球でバランスをとってごらん。コントロールがよくなるし球威も増すよ」と云ってくれたそうだ。
その後、四球が半減、コントロールも球威も上がり奪三振数が歴代2位とまでなった。

そう、彼が日本にやって来て中学生に最初に教えたことは基本中の基本、バランスです。
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中学生が「ハイレベルなことをやるかと思ったら意外と基礎から作っていく(練習)だった…」「時間を使って基本から教わったのは初めてです」という言葉は、日本の指導の現状を現しているなと。
ランディ氏は他に投手が背負うモノ、そして何より「楽しむ」コトでした。
日本の指導者も意識しているそうですが、如何せんまだまだ。
あるコーチが「アメリカは“グッド”から入る“いいよ最高だよ”って。日本は“ノー ここがダメだよ”」となっていると。
日本が習慣的にさせているウォーミングアップの時間を体の基本、ポジション後との基本を、ボールを使わずにさせるだけでも意識は変わってくる。

中学生というか高校生でも、なんならプロでもそうだが、単調な内容は飽きてだれてしまう。
キャッチボールで相手の胸に投げていない姿や守備練習で送球ミスやトンネルするのを見て「今やっていることは全部 自分に返ってくる」とランディ氏。
基本をし続けること、そして常にシチュエーションを考える。

イチロー選手が毎日同じことをやっているように見えるが(メディアはルーティンと名付けているが)、同じではない。
毎回違うことを同じようにやるという、自分で自分をコントロールする練習をしているのだ。
ランディ氏もこう云っている。
試合が進めば体も頭も疲れてくる
そうなるとよけいにいつもの悪い癖が出てバランスが崩れ
いい球がいかなくなるんだ
だからピッチャーは試合の中で
自分がどう投げているかしっかりと認識することが
何より大事だ
ピッチャーを助けることは誰にもできない
自分が自分のコーチにとなって素早く修正しなければならない
何かを成し遂げたいなら
人から与えられるのを待つのではなく
自分の手でつかむんだ
自分をコントロールできるのは君たち自身だ

自分を甘やかすな
近道をしないで大切なことを一つ一つやっていこう

一球一球自分の目標を持って投げることも忘れるな
悪いボールのあとは
すぐに修正すること
常に考えるんだ

そして投手の心構えとして「“今日は俺が投げるんだから任せろ”そう思って投げていたよ」と伝えていた。

この映像を通してみたが、野球に限らず教育でも保育でも、他の競技でも云えること。
私が身を置く施術の業界でもそうである。
先ずは【自分で自分をコントロールすること】ができないと、他者の体を診ることはもちろん、観ることもできない。
そこに自信はあっても過信はない。
当たり前を当たり前に云えること、それが【プロ】であり【指導者】なのかもしれない。

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

by treatment-suzaku | 2018-06-08 07:34