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症状という現象と原因

おはようございます。
11月24日(金)、寒いけど晴れてる。
昨日は風強かって看板倒れまくり。
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天気図見たら納得。
看板出さんかったらほんまに隠れ家施術所ですわ。
隠れてませんけどね。

さて、坐骨神経痛ってご存知ですか?
よく云われるのが、腰のヘルニアやオシリの筋力(特に梨状筋やったかな)の減少が原因だと。
ほんまにヘルニアやったらそれ以上に…というのは、痛み云々より膀胱直腸障害が出ます。
尿が出なかったり、思っているタイミングではないときに出てしまったり。
これは脊髄に対して何らかの障害があるために起こるので、手術適応かと思いますので、医師に委ねることをおすすめします。
それ以外は、鍼灸やその他の施術でも改善できるかなと。
個人差が有りすぎて、今すぐどうこうという結果は出にくいですが、痛みの頻度は減らせるかと。

って、坐骨神経痛でしたね。
先日からお越しいただいている男性が坐骨神経痛の症状を訴えて来院してくださったんですが、2回施術後からようやく痛みに変化が出てきたとのこと。
一番辛いのは、特に起床時の左腰下部~左腿裏の痛み。
ズボンや下着、靴下の着脱、階段の昇りが辛いが仕事中など動いていると症状は感じない。

でね、いつも通り姿勢と整形外科検査法を用いて全身と部分を診ていきます。

SLR→上がるけど痛みが出る
トーマステスト→左より右の方が硬く左の腰に痛みが響く
逆パトリック→左は痛みが強く再現、右は硬さ
ナクラステスト→左右単独では大腿前面の張りが強いが痛みなし、両側同時は腰仙部に痛み

この4つの内、現象としては左やけど、原因が右の股関節周囲にあると確信したのがトーマステストでした。
実は、どこを改善するよりもこの右のトーマステストを改善したときが最も、整形外科検査法をで再現した痛みが消えました。
するとですよ、「元々は右の腰が痛くなったのが最初で、それが治ってから何もなかったんですが、今回左に痛みが出たんです」とのこと。
おお、初診時には聞けなかった既往歴。
患者さん自身もそれがわかるとホッとされたようで、でもどこかまだ納得いかない…できない…表情が混じる。
そりゃそうですよね。
感じている痛みが左やのに、右に原因があると云われたら戸惑いますよ。
でも身体は確実に変わりつつあるので、もう少し時間をかけて二人で観ていこうかと。

整形外科検査法は全体を観つつ部分を診るので、全身運動としての日常生活である衣服の着脱時の痛みが取れない。
2回目までは施術後の着替えで痛いと仰っていたのですが、昨日の3回目はやっぱりバランスが…と、立ったままズボンの着脱ができないとのこと。
おお、痛みよりバランスの悪さが気になると仰った。
ここはね、2回目同様にヒモトレ・へそヒモ1本ゆる~く巻いたらバランスも取れて症状も梨…なし。

ここから施術の真価が問われます。
症状が改善してきてからが本来の身体との再会なので、重要になってきます。
4回目、5回目がどうなるか。
へそヒモ巻いて過ごしてもらえたらな~

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

by treatment-suzaku | 2017-11-24 07:39