地下足袋と靴の違いその5
おはようございます。
2月2日(月)、昨日の朝は雪景色でした。
驚きの朝でしたが、今朝は今朝で寒いですね。
そんな中、日の出が少しずつ早く、日の入りが少しずつ遅くなっていることを実感します。
さて、地下足袋と靴の違いは今日でその5。
あなたは歩いているときの音、足音が有るか無いか自覚していますか?
「カツカツ歩くのが格好いい」「靴の性質上、音は出る」
確かにそうですね。
革靴やヒールを履いて、音を出さずに歩くコトは難しいです。
ですが、運動靴を履いて音が出るのはいかがなもんでしょう。
靴にはそれぞれに「歩き方」があるようです。
革靴には革靴の、運動靴には運動靴の、地下足袋には地下足袋の。
しかし、現代の日本人はなぜか、ペタペタ音を立てながら歩いている。
これにはいろんな理由があるのですが、今日も地下足袋の観点から考察していきましょう。
地下足袋が何故いいのか。
その理由のひとつが、この【足音】なんです。
その真意は…以前も載せましたが【しゃくとり虫】なんですが、これにもうひとつ【ホッピング】です。
【しゃくとり虫】はその名の通り、縮んで伸びる縮んで伸びる…を繰り返して進みます。
この動きをそのまま足の裏と同期させてください。
歩き方に言い換えれば、【薄氷の上を歩く】や【抜き足、差し足、忍び足】といったところでしょうか。
土踏まずの縦アーチのみならず、横アーチを作る筋も一緒に働いてこその動きです。
もちろん足音はほぼありません。
そして【ホッピング】です。
これはあくまでもイメージなんですが、
昔ながらのモノではなく、
近年のモノ
も合わせて思い浮かべていただきたい。
昔ながらのホッピングはペダルの下にバネがあります。
これが、土踏まずも鼻緒を掴むのも、筋が活性化、使えている人の足の裏です。
そして近年のホッピングは、土踏まずも鼻緒を掴むコトもしない足の裏ですので、ペダルより上にあるバネで飛び跳ねる。
これを人に置き換えると…はい、今のあなたにそっくり。
足があるのに足を使わず、足より上しか使っていない状態。
ということは、足以外に力を入れて固めて安定を保とうとする。
歩いてんのに肩凝り、膝の痛み、腰の痛み等々が出やすい状況が整っています。
昔のホッピングよりも、近年のホッピングの方が跳びやすく、さらに安定する。
しかしそれは、安定した足が保証されているからです。
それから、ホッピングのバネのように働いてくれる、衝撃を吸収するだけでなく、その力を反発に変えるコトが、あなたの足で再現できたなら…
革靴の特性、運動靴の特性が充分に活かせるのではないでしょうか。
運動された方に多いのが、シンスプリントという脛の内側が痛くなるやつ。
充分な足の裏がないので、着地、離地の衝撃をモロに受けてしまう…というコトが考えられます。
もちろんこれだけではないが、これ以外だけでもない。
【しゃくとり虫】と【ホッピング】、しかも【ペダルの上もしたもバネになっているホッピング】が、本来の身体に近いイメージでしょう。
ん?ああ、しゃくとり虫が前後への推進力、ホッピングが上下の衝撃緩和。
どっちかだけでは成立しないということです。
あれがいい、これがいいというのがメディアを媒体として情報が垂れ流されていますが、本当にいいものを選んでいきましょう。
あれもこれもは余計に迷いますからご注意を。
だいたい2~3個ぐらいがいいところですよ。
そのうちのひとつに、地下足袋ウォーキングを提案させていただきます。
あ、基礎としての筋力、土踏まずも鼻緒を掴む筋も使えるようになってくれば、運動靴の性能を実感できると思いますよ。
是非、お試しください。
履くのに多少時間がかかりますけどね。
今までにない靴の減り方をしますから。
それでは、本日も始動!
by treatment-suzaku | 2015-02-02 08:07 | 日常